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人間の弱さを知ったアウシュビッツ強制収容所。 - 2017.09.30 Sat

ヨーロッパ旅最後に私達がポーランドにやって来た一番の理由。



それはやはり、





アウシュビッツ強制収容所に行くため。


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【アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所】






ポーランド、クラクフ郊外にある、
オシフィエンチム(=ドイツ語名、アウシュビッツ)という町に造られた強制収容所。
(当時ここはドイツの占領下だったそうです。)



第二次世界大戦中、
ヒトラー率いるナチス・ドイツの推奨する民族浄化(ホロコースト)によって、
世界最大級の大量虐殺、強制労働、人体実験等がが行われた場所。



犠牲者の90%がユダヤ人で、他にも政治犯、ジプシー(ロマ)、精神障害者、身体障害者、同性愛者、聖職者等、様々な人がいたそうですが、



強制的に連れてこられた後、
何の記録も残されずに即処刑された人も数多くいるそうなので、
正確な犠牲者の数は今も分かっていないそうです。
(諸説あるそうですが、推定で110万人~150万人、もしくはそれ以上とも言われているそうです。)



“もう二度と同じような過ちを繰り返さないように”との願いを込めて、
1979年に世界遺産に登録されました。



通称、負の遺産とも呼ばれています。






今回のアウシュビッツ訪問では、
アウシュビッツ博物館唯一の日本人ガイド、中谷さんにガイドをお願いしました。



収容所に入ってまず見えてきたのは、
入り口に掲げられている有名な文字。



「ARBEIT MACHT FREI」


意味は、

働けば自由になる。」


ここに連れて来られた人々にそう信じ込ませる為のキャッチコピー。
もちろん真実はそうではありませんでした。


この文字もここに収容されていた強制労働者に作らせたそうなのですが、


よく見てみると、、、



『B』の文字が逆さまになっています。

これは、ここで強制的に働かされていた労働者からの、
せめてもの反抗の意味が込められているのではないかと言われているそうです。




収容所の周りにぐるっと張り巡らされた有刺鉄線。



当時ここには高圧電流が流され、
実質的に収容された人々はここから逃げ出すことは不可能だったそうです。




敷地内にずらっと立ち並ぶ収容棟。





実際にこの場所に当時何万人もの人が収容されていて、
今では何棟かは博物館になっており、
当時の資料などが沢山展示されています。




ヨーロッパの各地から強制的に連れて来られたユダヤ人を表す図表。



本当に様々な国から連れて来られているのが分かります。




初めはまさか、こんなにも悲惨な未来が待ち受けているとも知らず、
新しい移住地に心弾ませながら電車に乗り込んだ人も沢山いたかも知れません。



しかしいざアウシュビッツへと向かう電車に乗り込んでみると、
ほとんど食事も与えられずに10日間も掛けてやって来た人もいるんだとか。




そうしてやっとの思いでアウシュビッツへとたどり着いた人々がまずされること。


それは、、、


選別。



到着したらすぐに列に並ばされ、
性別や年齢、健康状態などの情報を元に、


『労働者』『人体実験の検体』『価値なし』


等に分類されます。



上の写真の右端に写っている人たちは『価値なし』と判断された人達。



この『価値なし』と判断された人達がその後どうなるのかというと、、、



「シャワーを浴びる」と告げられて全ての服を脱がされ、
そのままの足でガス室へと連れていかれます。


(実際に使用されていたガス室。)


そしてここで人々は、
チクロンBという殺虫剤のようなガスで即刻殺されたのです。


この恐怖の選別により、
到着直後に即刻ガス室へと送り込まれた人は、
全体の70~75%にも上ると言われているそうです。


すなわちほとんどの人が到着と同時に殺されたということ。
何の罪もないというのに・・信じられない・・。






こちらは犠牲となった人たちが掛けていた大量のメガネ。



もはや多すぎて一瞬メガネだと分からないほど・・。



大量の靴。



少なくともここに展示されているメガネや靴の数だけ人が殺されたんだと思うと、


衝撃的すぎて言葉が出ません・・。




他にもボストンバックや、






食器類。






ブラシや髭剃り用のハケなど、



生活必需品を持ってきている人も沢山いたということから、


ほとんどの人がまさか自分達にこんなに悲惨な運命が待ち受けているなんて思いもしなかったんだろうなということが見て取れます。




そして大量のチクロンBの使用済みの空き缶。。。



この数・・。
一体何度こんなにも恐ろしい殺戮が行われたんだろうか・・。




そして、遺族の方への配慮の為に写真には写せませんでしたが、
この展示物の中で私が一番衝撃を受けたものが、、、



大量の人の髪の毛。



なんと、犠牲者の方の髪の毛までも、
絨毯や衣類を作る原料とする為に刈り取られていたそうです。


本当に信じられないぐらい大量に保管されたリアルな人の髪の毛を目にし、


これが同じ人間のしたことなんだと思うと寒気がしました・・。





そうして選別によりひとまずは命を取り留めた人も又、
その後過酷な生活環境の中、
肉体的消耗を目的とした過酷な労働を強いられたそうです。



例えば午前中はひたすら穴を掘らされ、
午後からはその穴を埋めるという、
なんの生産性もない全く無意味な労働を強いられることも。。。




私物は全て没収され、
唯一与えられた囚人服。



これは収容されていた男性の写真・・?



と思ったら、全て女性です。

男女問わず全員が丸刈りにされ、
女性でもまるで男性のようです。





シングルベッドよりも狭いベッド一台に、
被収容者は2人ずつ寝かされていたそうです。



更には被収容者同士に結束力を持たせない為に、
その中でも身分をランク付けしたそうです。



上の身分の被収容者には、
自分よりも下の身分の者がいるんだと、
少しの安心感を持たせる狙いもあったんだとか。



下の身分には主にユダヤ人、同性愛者、ジプシー(ロマ)等が置かれ、
下の身分になればなるほど食事の量なども減らされたそうです。



栄養失調でやせ細った女の子達。


他にもトイレは午前中と午後の1日2回に制限され、
衛生的にも酷い環境に収容されていた被収容者達。


当然、飢えや病気で亡くなる人も沢山いたそうです。




ここは『死の壁』と呼ばれ、沢山の人が射殺された場所。



アウシュビッツでの処刑はガス室だけではなく、
射殺や絞首刑、他には拷問なども行われていたんだとか。




ここには今でも、
平和を願う白いバラを供えに来る人が絶えないんだそうです。




そうしてアウシュビッツ強制収容所を見学した後は、
第二収容所として造られた、

【ビルケナウ強制収容所】の方も案内していただきました。





この収容所は更に敷地面積が広く、
一度に2万人程収容出来るアウシュビッツ強制収容所に対し、
こちらは9万人もの人が収容されていたそうです。



『アンネの日記』で有名なアンネ・フランクも、
この収容所に収容されていたそうです。


そして収容されてから僅か2か月余りで、
アンネは命を落とすこととなったんだとか・・。




こちらは破壊されたガス室。



真夏だと37度に達し、真冬だと-20度まで気温が下がるポーランドで、
冷暖房機なども一切与えてもらえなかった収容所内。

ナチス政権が崩壊し解放された時には、
あまりの寒さに被収容者達が火をつけてこれらの建物を燃やしたんだそうです。




他にも、ここには書ききれない程の残酷な話を沢山聞かせていただき、
終始胸が痛んでほとんど言葉も出ない程でした。




これら全て、ほんの70年前ぐらいに実際に起こった出来事。 




人はこれ程までに残酷になれるものなのか?と、
信じられない思いでした。




当時ドイツは第一次世界大戦に敗れ、
深刻な経済恐慌にも陥っており、
人々の心はとても弱っていたそうです。




そんな時、

「こんなにもドイツが不運に見舞われるのはユダヤ人のせいだ」

という間違った風潮が広まったんだとか。




人は上手くいかない時や心が弱っている時は何かのせいにしたくなったり、
冷静な判断が出来なくなったりと、誰しも弱い部分を持ち合わせているものだと中谷さんはおっしゃっていました。



収容所内の壁には、
ここを訪れた観光客達が書き残していった沢山の落書きがありました。

P7128261.jpg

まるで他のテーマパークや観光地に遊びに来た時のような感覚で、
軽い気持ちで落書きを残していく人々。



残念ながらその中にはたまに、
日本語の落書きが紛れていることもあるそうです。



ここは信じられないぐらいに沢山の人々が殺された、
悲しみと教訓の場所。



敢えてこの沢山の落書きを消さずに残しているのは、
こんな場所でさえも軽い気持ちで落書きを残していく人が沢山いるんだと分かってもらう為だとおっしゃっていました。




人は皆、完璧ではないんだと。




なので、同じ人間によって行われたということがとても信じられないと思うようなこんな出来事でも、



状況や場合によって人はどう変わってしまうか分からないものなんだということを、
私達は知っておかないといけないんだと教えていただきました。



独裁者と呼ばれたヒトラーだって、
元は国民投票によって選ばれたそうです。



ホロコーストを掲げている指導者を、
選んだのは国民だということ。



戦争という、とても正気ではいられないような出来事が起これば、
人は冷静ではいられなくなるものです。



日本だって、
これからもし沢山の難民を受け入れることになったりだとか、
例えば北朝鮮からの移民を受け入れるなんてことになった時、



誰もが素直に受け入れられるのかどうか。



ホロコーストとまでは言いませんが、
同じような考えが生まれないという自信が持てるのかどうか。



何人だろうと同じ人間。



でも・・・。





“負の遺産”と呼ばれるアウシュビッツ強制収容所にて、



今までには想像したこともなっかたような、
沢山のことを考えさせられることとなりました。



人は皆、弱い部分を持っている生き物なんだと。



こんな悲劇を二度と繰り返さない為にも、
そのことを決して忘れてはいけませんね。






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8年間の美容師経験を経て、2013年4月から夢の世界一周旅へ出発!!
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